精神科医師インタビュー
医局の風通しが良く、お互いすぐに相談できる環境です。
精神科医師
上利 由美
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草津病院で働こうと思ったきっかけについて教えてください。
結婚を機に広島に来たのですが、しばらく県外の病院に通勤していました。
出産後に県内で勤務したいと考え、医師会の女性医師バンクに相談したところ、「子育てをしながら仕事がしやすい病院」として草津病院を紹介されました。
子どもが生後6か月の時に入職し、当初は週2日の非常勤から勤務を始めさせていただきました。 -
子育てをしながらの勤務についてはいかがですか?
救急指定病院であったため、自分が役に立つのかどうか不安でしたが、非常勤なりにしっかりした仕事を与えてもらい充実感がありました。
子育て世代の女性医師も多く、仕事のみならずプライベートの相談にのってもらうことができるのが嬉しかったです。
子どもの成長に合わせて日数を増やしてもらい、現在週4日で勤務していますが、ライフスタイルに合わせた働き方をさせていただけるのも大変感謝していることのひとつです。
子どもの急な病気でお休みをしたこともありますが、後ろめたい気持ちにならず仕事をさせてもらえているのは、子育て世代の女性医師が多いだけでなく、男性の先生方の温かいご理解のおかげだと思います。
困った時はすぐに相談できる雰囲気で、医局のカンファレンスも勉強になります。 -
職場の雰囲気はどうですか?
草津病院の良いところは、医師の数が多いにもかかわらず、医局(精神科も内科も)の風通しが良く、困ったことはお互いすぐに相談できるところです。
いろいろな専門性を持った先生がいらっしゃるので、医局での雑談が知識のアップデートになによりも役立ちます。
さまざまな年齢層、幅広い領域の患者さんを診察できるのも魅力です。
常に新しいことに取り組む病院の姿勢もあり、自分自身も遅れをとらないよう、勉強をしていきたいという気持ちにさせてもらっています。 -
他職種のスタッフとのコミュニケーションなどはいかがですか?
草津病院で働いているとチーム医療の素晴らしさを実感します。
医師の診療だけでは患者さんの生活を支えることはできません。
特に、精神科医療は、薬物治療だけでなく、患者さんそれぞれの 人生に沿ったさまざまな領域でのサポートが必要です。
患者さんが必要な支援をよいタイミングで提供するために、他の職種とのきめ細かな連携が大切です。
電子カルテの導入で連携はスムーズになりましたが、やはり、細かいニュアンスなど、直接話をしたほうがよいこともたくさんあります。
時間の許す限り、他の部門に直接お邪魔して相談することを心がけています。
他部門のスタッフが医局に相談に来てくれることもあります。
これからも多職種の間に壁のない病院であって欲しいです。 -
仕事でのやりがいはどんなことですか?
救急指定病院であるほか、認知症疾患医療センターを併設していることもあり、多岐にわたる患者さんを診療できることは刺激になります。
医師の診療だけでは患者さんをよくすることはできないため、コメディカルの協力は必須です。
当院のコメディカルは熱心なスタッフが多く、患者さまの病気だけでなく人生そのものをサポートできたとき、チーム医療の良さを感じます。 -
応募者へのメッセージをお願いします。
確かに勤務中は息つく暇もないほど忙しい日もあります。
その分、やりがいはありますし、プライベートでは登山やダイビング、旅行、マラソン、飲み会など趣味を共有し楽しんでいるスタッフも多いです。
オンでもオフでも和気あいあいとやっていけると思いますので、是非ご一緒にお仕事されてみませんか。
患者さんと共に壁を乗り越えられたとき、喜びを感じます。
精神科医師
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草津病院で働こうと思ったきっかけについて教えてください。
精神保健指定医の資格を持ちたいと考えたとき、私は経験年数は足りていましたが各種症例の経験を積む必要がありました。
草津病院は日本一の精神科救急病床を有しており、指定医をとれる環境にあるだけでなく広島県出身の私にも長く勤務できるところだと思い、入職しました。 -
指導を受けられる機会はありますか?
勉強会など全員で集まるのは毎週1回金曜日にあり、そこで研修医は交代で月に1回程度症例報告を行います。
また、最初は指導医の先生と一緒に患者さんを受け持たせていただき、それから一人で診ながら今度はカルテチェックをしてくれていて、ここはという場面で指示を受けられます。
さらに言えば、全員が指示する力を持っているのでそれぞれの専門の先生に、あいた時間などに自ら声をかければ皆親切かつ丁寧に教えてくれます。
それも研修医の特権です。 -
仕事でのやりがい・喜びを教えてください。
患者さんが良い状態を継続できるようになったり、入院から通院に切り替えられた時などは、やりがいや喜びを感じます。
また、順調にはいかない場合であっても、患者さんの中で乗り越えられなかった部分を一緒に乗り越えられた時には、充実感を感じます。 -
応募者へのメッセージをお願いします。
ホームページなどの情報や救急であることから大変な職場と思う人もいるかも知れません。ですが、大変な思いをしても自分の壁を乗り越えたい、もっと医療に貢献し人間的にも成長しながらさらには資格も取りたいと思う人には絶対におすすめします。
医局だけでなくコメディカルもそういったやる気をもった前向きにがんばってくれる人には、全職員が応えてくれます。たしかに忙しい職場で、皆忙しいです。
しかしそういった場合は、自分のことを一旦わきに置いてでもきちんと向き合ってくれますから。
1日のスケジュール
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06:00
起床
起床して朝食など身支度をします。5時台に起床する時もあります。
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07:00
出勤
身支度を終えると出勤します。車で通勤しています。
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09:00
勤務準備
パソコンで報告の確認をして、一日のスケジュールを立てます。
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09:30
診察
病棟、外来でその日の予定患者の診察をします。また初診担当の日もあります。急遽、予定外の診察もあります。
面談、カンファレンスも随時行っています。 -
12:30
昼休憩
昼食は10分で食べるときもあります(汗)
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13:30
午後勤務
午後の診察、外来、病棟、初診、面接、カンファレンス等、午前と同様ですが、午前が病棟なら午後は外来(週5コマ(新患担当を含む))というように考えてくれています。
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17:00
終業
ほぼ全員帰ります(私は居残り勉強をしてます)。残って書類整理や勉強、記事作成、症例報告やレポート作成をしています。
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20:00
帰宅
20時までに帰宅できれば、子供(4才、5才)と一緒にお風呂に入ったりしています。(その分、休みの日には一緒にご飯を食べ、幼稚園での話しなどを聞き、一日一緒に過ごしています)
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23:00
就寝
23時~24時ごろに就寝します。
学会等発表前は2時ぐらいに就寝することもあります。
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シフトや当直などがあれば、頻度や時間帯を教えてください。
週5コマの外来、当直は月2回、日直は月1回、早出(8時出勤)は月2回で無駄なく無理なく組んでくれます。
※注釈
1コマ:平日の午前または午後
日 直:祝日、日曜日の昼間
当 直:平日の夜間
早 出:当直の先生からの引き継ぎ業務