作業療法士インタビュー
患者さんが再び自分らしく生き生きと暮らせるための支援がやりがいです。
作業療法士
今田 奈都美
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草津病院で働こうと思ったきっかけについて教えてください。
大学4年生での長期臨床実習を草津病院で行なったことが入職のきっかけです。
9週間の実習を経て当院の職員の皆さんの和やかな表情、明るい挨拶、活気ある職場の雰囲気を身近で感じ、さらに作業療法士として患者さん一人一人の強みや必要な治療を考えながらの関わりとプログラムの立案や実施を経験させていただき精神科の作業療法士になりたいと思いました。他職種との連携体制も整っていることからより良い支援が出来ると思ったことも決め手の一つです。 -
担当業務の仕事内容を教えてください。
作業療法オリエンテーションの実施、作業療法プログラムの立案、実施、定期的な評価の実施、目標設定、治療計画立案、カンファレンスの参加、デイケアへの移行支援などを行なっています。
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研修やスキルアップの機会はありますか?
プリセプター制度による指導、院内研修はもちろん、外部研修の参加機会も多くあります。
また、部署内での勉強会もあり、スキルアップの機会が多くあります。
さらに、所属長より患者さん一人一人の支援について相談を含めたご指導もいただき、経験ある視点を学ぶことができます。 -
働く中で、大変な事はどのような事ですか?
病床数429床と大規模な病院であるため日々入退院が多く忙しい毎日です。
また、症状の重い患者さんもいらっしゃるため関係構築に苦戦することや、様々な物品を使用する作業療法においてリスク管理の徹底には神経を使います。
しかし様々な疾患、症状の患者さんを担当できることは作業療法士として貴重な経験となっています。 -
仕事で嬉しかったエピソードがあれば教えてください。
プログラム以外の時間にも個別での関わりの機会を可能な限り設け、患者さんと関わっていますが、患者さんが自分との関わりや作業療法を通して笑顔を見せたとき、新たな趣味を見つけ生き生きとしている姿を見たときはいつも嬉しく思います。
些細なことではありますが、そういった関わりを継続することで患者さんとの関係構築が行えると思います。
退院後も院内で偶然出会った時に声をかけていただいて元気な姿を見ると嬉しく思います。 -
シフトや当直などはありますか?
365日体制のため勤務はシフト制です。
週休2日制で有給休暇も取得できますので休息の時間は十分設けられています。
当直については、18:00~8:00まで男性職員のみ自立訓練施設で月2~3回程度あります。
1日のスケジュール
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06:30
起床
身支度をして出勤の準備をします。
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08:00
出勤
午前8時に出勤しています。
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08:30
業務開始
朝のミーティングから毎日の業務が始まります。
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09:00
午前業務
病棟にて申し送りや作業療法プログラムの準備を行います。
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10:00
午前業務
作業療法プログラムを開始します。
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11:00
午前業務
作業療法プログラムを終了します。
その後、片付けや活動の記録、ミーティング、掃除などを行います。カンファレンスの参加もあります。 -
12:00
昼休憩
昼休憩になります。
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13:00
業務開始
作業療法プログラムの準備をします。
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14:00
午後業務
作業療法プログラムを開始します。
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15:00
午後業務
作業療法プログラムを終了します。
その後、片付けや活動の記録をします。 -
16:00
午後業務
カンファレンスや勉強会に参加します。患者さんと個別の関わりや入院患者さんへのオリエンテーション実施などを行います。
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17:00
業務終了
残務処理をして業務を終了します。
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18:30
帰宅
帰宅をします。
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19:00
自由時間
夕食を食べたりテレビを見たりします。
友達とご飯を食べに行くこともあります。 -
20:00
自由時間
入浴をして、その後はテレビやYouTubeで動画を見てリラックスをします。
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22:00
就寝
就寝をして明日の業務に備えます。
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入職を目指す方々へのメッセージをお願いします。
当院は精神科救急・急性期治療から退院後の地域生活定着、社会復帰まで幅広く患者さんの支援を行っています。
その中で作業療法士としての役割は沢山あり、作業療法士一人一人の個性を生かすこともできます。
患者さんが再び自分らしく生き生きと暮らせるための支援ができる仕事はやりがいがあり、自分自身も日々元気をもらいながら仕事をしています。
若手も多くフレッシュな職場です。
もちろん経験ある先輩方のサポートも得ながら仕事に取り組めますので是非一緒に明るく元気に働きましょう。